芸術的な右方向への流し打ち、もう一度みたい!
塩谷 和彦選手
 現楽天監督の野村さんが阪神の監
督に就任した1999年。開幕時は首位
に立ち、勢いに乗っていた阪神勢の一
員に塩谷選手はいました。そのときの
自分は「こんなにいい選手がいるのか」
と思い、今後の塩谷選手の活躍を期待
していました。
 しかし、阪神ではレギュラーに定着で
きず、2002年に現楽天・斉藤選手とト
レードでオリックスに移籍。移籍一年目
から99試合に出場、4番に座るなど活
躍。
  翌2003年は持ち味の長打力を捨て
、センター中心の打撃に変えるとこれ
が大成功!自信初の規定打席に到達
し、打率は.307をマーク。あのイチローが持っていた連続試合安打の球団記録を塗り替えるなど、
大ブレークしました。
 2004年は03年より打率は下がったものの本塁打、打点は自己記録を更新。伊原監督からサード
のレギュラーとして活躍しました。
 そして迎えた2005年。合併で選手層が厚くなりましたが、今までどおり塩谷選手への応援は続け
ることになり、期待していましたが開幕からなかなか調子が上がらず、5月上旬に二軍落ちすると、
それ以降一軍に上がってくることはありませんでした・・・・・・
 独特の足を上げるフォームから繰り出す右方向への流し打ちは本当に一流です。塩谷じゃなけ
ればできない、そう言っても過言ではないでしょう。2004年7月、東京ドームで見た塩谷選手に不
思議なオーラを感じてから1年半。今年からはお隣の国・韓国でプレーすることになりました。塩谷
選手ならばきっといい成績を残すことが出来ると思います。そして、また日本に戻ってきてくださ
い!ブルーウェーブがなくなり塩谷選手も日本球界を去りましたが、自分の中の塩谷選手を応援す
る気持ちは変わりません。

塩谷 和彦
1974年5月27日、兵庫県生まれ。神港学園高から93年ドラフト6位で阪神に入団。
2002年に斉藤とトレードでオリックスに移籍。
2005年成績は16試合、34打数6安打 打率.176 0本塁打 3打点
通算成績は496試合、1445打数381安打 打率.264 29本塁打 145打点