2試合連続完封サイド右腕
相木 崇投手
 2002年。金田、具の防御率1,2位
ンビが誕生した年。その年に2試合
続完封という大きなデビューを果た
した投手がいます。その投手の名前
は相木崇。サイドハンドから投げ下
ろす球を武器に2試合連続完封とい
う偉業を成し遂げました。
 184センチで74キロと細身の相木
投手ですが、威力のある球を投げま
す。
 あのデビューの翌年の2003年は防
御率が10点台と不本意な成績に終
わりましたが、ブルーウェーブ最後
の年となってしまった2004年。シーズ
ン序盤から主に中継ぎとして一軍で活躍し、夏場には先発も経験。4勝しかできず、ブルーウェー
ブが苦手中の苦手としていたダイエー(現ソフトバンク)に強かった覚えがあります。崩壊した投手
陣の中で、先発・中継ぎどちらでもできる貴重存在でしかも、貴重なサイドスロー投手でした。
 それだけに期待された2005年は登板数こそ減ったものの、防御率は2004年よりも1点以上低く
なり、被本塁打も0。四死球も6と進化した姿を見せてくれました。「オリックス・相木」として見たの
は2005年5月15日の広島戦が最後になってしまいました。この試合は両軍合わせて42安打、30
得点という超打撃戦になった試合。
 先発、中継ぎどちらでもできる器用な相木投手を見る機会は少なくなると思いますが、新天地の
阪神タイガースでも頑張ってもらいたいです。

相木 崇
1978年5月16日、熊本県生まれ。熊本市立商高から福岡大を経て、2001年ドラフト4位でオリックスに入団。
2005年成績は12試合、0勝1敗0S 防御率4.32。
通算成績は73試合、5勝13敗1S。